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リクエストQJキャスティングです。
新卒で入社したサロンを2年弱で退職した高志くん。
いよいよ美容師派遣の登録を決意しました♪
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「高志さんは退職が決まっていらっしゃるとのことですが、入客経験のある技術を教えていただけますか?」
シャンプーだけでも美容師派遣の登録ができると聞いて俄然元気が出てきた。
「シャンプーとカラーはサロンのチェックに受かってバリバリ入客させてもらってました!特にシャンプーはお客様からの評判もめちゃくちゃ良かったです!!」
勢い込んで話す僕にやさしく付き合ってくれる派遣担当の岩口さん。
QJキャスティングってなんだかとってもいい会社じゃないか♪
「それでは、パーマとブローの入客経験はございますか?」
うっ・・・
苦い思い出がこみあげてきて一瞬沈黙してしまう。
そんな僕に気づいたのかまたまた岩口さんの声がやさしくなった。
「高志さんは今後どんな美容師さんになりたいとか、どんな風に成長していきたいとか、なにかイメージはおありですか?」
え!?
僕の成長イメージ??
なんでそんなこと聞かれるんだろう?
ポカンとしてしまった僕は電話口で黙り込んでしまう。
「あ、突然聞かれてもビックリしますよね。大変失礼いたしました」
岩口さんの説明によるとこの会社には派遣の他にも就職紹介というシステムがあるらしい。
そしてさらに驚いたことに、未完成の技術を習得できるプログラムまであるという。
「もし高志さんがご希望されるのであれば就職のご相談にも乗らせていただきます。派遣のお仕事は入客経験のある技術をチェックさせていただくことになりますが、アシスタント業務すべてを習得されたいということであればアシスタント育成というプログラムもございますのでご来社の際に詳しくお話させていただきますね」
アシスタント育成・・・!?
美容師が派遣で働くってことも全然想像ついてないんだけど・・・
シャンプーだけでも働けて、さらに他の技術を習得できるプログラムって・・・
そこで僕はピーン!ときた。
なるほど・・・
さてはその育成プログラムに勧誘するのが目的だな・・・
入会金ウン十万とかそういうやつか・・・
とってもやさしくていい人に思えた岩口さん。
少しがっかりはしたけど、早く気づいて良かったと思う。
世の中そんなに甘いわけがない。
「あ、そういう入会金とかいるヤツは無理なんで。いろいろ説明してもらったのにすみません。ありがとうございました」
丁寧にお礼を言って電話を切ろうとする。
すると、岩口さんからまたまた驚愕の事実を告げられた。
「アシスタント育成には入会金とか講習費用みたいなものは一切かからないですよ。実費としてかかるとすれば講習に必要なウィッグはご購入いただくことになりますが・・・」
まじかー!?
え?でもなんのために??
美容師の派遣会社って、どこもそんなことまでしてくれるもんなのか??
「驚かれますよね。アシスタント育成にご興味がおありでしたらご来社の際に詳しくご説明させていただきますね。入会金や講習費用はかかりませんが6ヶ月間継続して派遣のお仕事をしていただける方が対象とはなりますので。よろしければ見学もできますよ」
なんだか狐につままれたような気分になる。
母親にいろいろ言われたくなくて生活費を工面するために軽い気持ちで電話した美容師派遣。
派遣の仕事をしながらアシスタントの技術すべてが習得できるかもしれない・・・?
半信半疑のままスキルチェックの予約をいれる。
火曜日の午後、水・木曜日は午前か午後、金曜日は午前。
ほぼ毎日のように行われているらしい美容師派遣の登録。
美容師派遣ってまったく知らなかったけど、実はかなりメジャーなスタイルなのか・・・?
持ち物には美容道具の他に写真付きの履歴書や美容師免許のコピーも必要だと言われ、だんだん考えが変わってくる。
これは軽い気持ちで行ったらダメだな・・・
就職活動みたいなもんかもしれない・・・
「スキルチェック当日は開始10分前には起こしいただけますようお願いいたします。高志さんの方ではなにかご質問はございませんか?」
正直、聞きたいことは山ほどある・・・
けど、もうすでにかなり長く喋ってもらってるよな・・・
「あとはお伺いした時にお聞きしたいと思います。いろいろありがとうございました」
気づけばピーンと姿勢が伸びていた。
続く・・・