こんにちは
派遣コーディネーターの江口です。
今回は、リピートを大きく左右する「初期カウンセリング」について
独断と偏見も入っていますが、お伝えしようと思います。
■カウンセリングに大切なことは○○!?
初期カウンセリングにおいて、重要なのはお客様の事を良く知ること。
これは誰でもそうだと言うと思います。
では、もう少し分解してみましょうか。
お客様の何を知ればよいのでしょうか?
お客様のなりたい髪型、好み、嫌いな髪型、好きなスタイル??
多分、どれも正解ですよね。
もう少し分解してみましょうか?
では、どうやって質問すればよいのか。何て聞いたらそれらが聞けるのか。
何でも話してくれる人とあまりしゃべらない人、いろんな人がいらっしゃいますよね。
全ての人に当てはまる訳ではないですが、ほとんどの人に有効な聞き方はあるのです。
それは、聞く順番を間違わない事です。
あまり良くない聞き方は、
「どんな髪型にしますか?」
これは、リピーターの方や、自分のしたい髪型が明確な人は答えられますが、
それ以外の方は意外と答えられないのです。
では、答えられない方はどういう人か。
・ただ髪が伸びたから切りたい
・自分がどんな髪型が合うのか分からない
・なりたい髪型はあるけど、どう伝えていいか分からないetc
質問の文言が悪いのではなく、順番なのです。
「どんな髪型にしたいか」
は未来に向けての質問です。
人は、未来の質問に対しては、準備が必要なのです。
■質問にも順番がある!?
例えば
「あと3年後どうしていたいですか?」
と突然質問されて、即答できる人は少ないと思います。
質問に対して、頭で整理できていない状態なので、答えにくいのだと思います。
先ほど順番と言いましたが、どのような順番というと
過去→現在→未来
の順番で聞くようにするとスムーズになります。
「3年後どうしていたいですか?」
という質問は
「今のお仕事についたキッカケって何ですか?」や「どのような事がしたくて今の仕事を選んだのですか?」
という過去から聞くと、過去は実際に起こっている事なので、答えやすいですよね。
次に
「今のお仕事はやりがいありますか?」
「今、お仕事していて楽しい事ってどんなことですか?」
「今、逆に嫌だなぁ、と思うことはありますか?」
などと現在の状況を聞いてみる。
上記の順番で過去、現在を聞いてみると、自分の頭の中で整理ができますよね。
整理出来た状態で未来を聞くと、答えやすくなると思います。
では、最初に戻って
「どのような髪型にしますか?」
という質問は
「今まで気に入った髪型は、どんな髪型でしたか?」
「今までに嫌だった髪型はどんな髪型でしたか?」
「周りの人から好評だった髪型ってどんな髪型ですか?」
などと過去から聞いて
「現在の職場や学校では、好きな髪型や、カラーは出来ます?」
「髪型の好みって変わりました?」
「最近好きなスタイルってどんな系統ですか?」
現在を聞いてみる。
そうすると、過去の自分、現在の自分を整理出来ている状態なので、
未来が答えやすい状態になりやすいということです。
話し上手なお客様もいますが、話し下手なお客様もいらっしゃいます。
会話が苦手な方も。
でも、それはお客様だけが悪いのではなく、聞き方にも問題があるのです。
お客様を知ってから、最後に提案。
提案が先に来たり、あまり聞いていない状態で提案をしてしまうと、押し付けになります。
十分にお客様の事を聞いたら、お客様も
「私の事を知った上で提案してくれている」
と思ってくれると思います。
カウンセリング上手は、聞き上手ですよ。
私達派遣コーディネーターも登録に来られた美容師さんに最適なお仕事の提案が出来るよう心がけてます。
何か迷うような事があれば、ご相談下さい。
最後、QJキャスティングのアピールもしないと怒られてしまうので、少しだけ(笑)