社会保険

とっても大事なおかねのはなし~扶養について~

こんにちは!コーディネーターの山田です。
ついに9月。お子さんのいるママ美容師さんは、お子さんの夏休みも終わりホッとされている方もいらっしゃるのでは・・・?
さて今回は、そんなママを頑張っている美容師のみなさんに是非ご覧いただきたい内容です!

■扶養って何だろう??

ご家庭のある女性美容師さんからは、「扶養内でお仕事がしたい」とよくご相談いただきます。
扶養内で働くメリットは何でしょう?
扶養とは、納税者の方(例:夫)が配偶者控除を受けられるかどうかという税制の意味での扶養、そして、社会保険料を払う必要があるかどうかの保険料の意味での扶養があります。

よく、103万円の壁が~などと耳にしますよね。「103万円」という数字がどこから来ているのか知らない方もいらっしゃるのでは。
103万円という基準は、配偶者控除を得られる条件から計算されています。
配偶者控除は、配偶者(例:妻)の所得が38万円以下である方が受けられるもの。
その所得とは収入金額の中から給与所得控除額(収入金額×40%)を引いた金額を意味します。
(計算した給与所得控除額が65万円以下であれば、給与所得控除額を65万円で計算)
所得額が38万円以下なら、納税者の方が配偶者控除38万円を受けられます。

つまり・・・?収入金額103万円の場合で考えてみましょう。
この計算式に当てはめると、給与所得控除額は103万円×0.4=41万2000円
65万円より低いので、控除額は65万円で計算されます。
そのため、
103万円―65万円=38万円
となるわけです。
だから103万円の壁、なんですね。

また、所得税がかかるか、かからないかのぎりぎりのラインでもあります。
103万円を越えなければ働いた分だけきちんとお金が入るということですね。

では103万円を越えてしまったとき、まったく配偶者控除が受けられないのか!?と思いますよね。
そうではありません。
配偶者特別控除というものがあります。

配偶者の合計所得金額

配偶者
特別控除の
控除額

38万円を超え40万円未満

38万円

40万円以上45万円未満

36万円

45万円以上50万円未満

31万円

50万円以上55万円未満

26万円

55万円以上60万円未満

21万円

60万円以上65万円未満

16万円

65万円以上70万円未満

11万円

70万円以上75万円未満

6万円

75万円以上76万円未満

3万円

76万円以上

0

出典:国税庁https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm

この表からみると38万円を越えても、配偶者控除と同じ38万円の控除が受けられます。この金額は105万円未満です。
では、どうして「103万円の壁」かというと・・・所得税が発生するからですね。
納税者の方を夫としてグラフにしてまとめてみました!妻の年収次第で、世帯年収が変化します。

■社会保険の扶養ってなに?

さて、グラフを見ていただくとわかる通り、103万円の壁の次に出てくるのが、130万円の壁。
130万円は何の基準かというと・・・そう、社会保険の加入です。
社会保険は妻の年収が130万円までであれば、夫の保険料のみの支払いとなります。妻が支払う必要はありません。
ただし130万円を越えると社会保険の加入対象となり、保険料を支払う必要が出てきます。(一部対象者は106万円から加入対象)
そのため130万円を越えると一時的に世帯年収は減ってしまいます。

ただ、家族の収入は下がってしまいますが、社会保険はメリットもたくさんあるんです。
【美容師だって社会保険に入りたい!!】-美容師派遣blog
https://www.qj-casting.jp/blog/264/

お子さんの出産や育児には手当てが出たり、年金の金額も変わります。
今は少なくなっても、いざというときにお金がもらえるのは安心です。

■一時的に少なくなる、ということは増えることもあるの?

社会保険料の支払いや納税分の金額をリカバリーできる金額があります。
つまり妻の年収がその金額を超えると家族の収入は増えるということです。
その金額は160万円です。
もし年収が130万円を超えてしまった場合は、160万円目指したほうが良いようです。

■うわさでは、「103万円の壁」から「150万円の壁」になるとか・・・?

今うわさの扶養の基準変更。
【国税庁:配偶者控除および配偶者特別控除の見直しについて】
https://www.nta.go.jp/gensen/haigusya/index.htm

配偶者控除がうけられる年収基準が変わるとうわさを聞きます。
そのため、103万円という最高控除額を受けられる基準がかわるのではと言われています。しかし、「103万円の壁」は崩れません!

では何が変わるのかというと、、「配偶者特別控除」の年収基準額がかわるのです。
上記の表から計算をすると、今までは収入金額141万円未満は3万円~38万円の配偶者特別控除が受けられる決まりでした。
しかし、2018年1月1日から、配偶者特別控除は収入金額が201万6千円未満の方まで配偶者特別控除が受けられるようになるのです!
【国税庁:平成30年分以降の配偶者控除及び配偶者特別控除の取り扱いについて】
https://www.nta.go.jp/gensen/haigusya/pdf/03.pdf

それではなぜ150万円の壁がささやかれているのでしょう?
実は、150万円までは納税者の方が38万円の配偶者特別控除を受けられるからです!
38万円という配偶者控除の最高額を受けられる方が増えるということですね。

また、家族の手取りが増え始める金額が低くなり、今の制度よりハードルは下がります。
160万円稼ぐまでは働けないけど、社会保険には入りたい・・・という方も挑戦できる機会が増えそうです。

■自分の生活スタイルとあわせて、メリットを考えよう!

「子育ての関係で時間短縮」「子供が小学校に上がったので、しっかり働きたい」
「正社員は拘束時間が長いため、パートで働きたいな」
などなど、お仕事の悩みは尽きません。。
家族の方とお話しをして、自分のやりたいことと条件を洗い出してみてください!
どのような働き方にするか、メリットを比べつつ選べるといいですね。

派遣では時間がきっちり決まっているため、多くのママさんが働いています。
コーディネーターもサポートさせていただきますのでご相談くださいね。
頑張るママさん美容師を応援します!!

<参考>
国税庁HP 家族と税
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/02_2.htm

美容師が知っておきたい「産休・育休」のこと

一昔前とはちがい、美容師さんでもワークライフバランスを求める働き方や考えが一般的になってきたように思います。

そんな中であっても、女性美容師さんは結婚や出産、育児などの時に、「今のサロン辞めなきゃ」とか、「美容師を続けていくことができるのかしら」など、不安に思うこともまだまだあるのではないでしょうか?

そんな時にまず考えてもらいたいのが、「産休・育休制度」

聞いたことはあるけどイマイチ分からない。って方意外と多いのでは!?

最近ではQJキャスティングのスタッフさんでもこの産休・育休制度を利用する方が増えています。

産休・育休制度を正しく理解して活用すれば、子どもを産んで、子育てをして美容師を続けていく、という選択肢がもっと広がるのではないでしょうか。

■そもそも産休・育休とは?

産休とは・・・

出産前と出産後のお休みのことです。正確には出産予定日を含めてその6週間前~出産の翌日から最大8週間のこと。

●産前休業
出産予定日を含めて6週間前(双子の場合は14週間前)から、取得ができます。申請が必要なので、早めに勤め先に確認をしましょう!

●産後休業
出産日の翌日から8週間取得ができます。
ポイントとして産後6週間は必ず休む必要があり、医師の診断のもと、就業に問題がなければ産後6週間後から復帰が可能です。

【取得条件】
・正社員、パート、派遣スタッフでも、雇用形態に関係なく誰でも取得が可能。

育休とは・・・

会社に申し出ることにより、子どもが1歳になるまでの間で希望する期間、育児のために休業ができます。
※育休は産休とは違い、男性でも取得できます。

※パートや派遣スタッフでも育休は取れるの??※

産休は正社員、パート、派遣スタッフでも、雇用形態に関係なく誰でも取得が可能ですが、パートや派遣のように労働契約の定めがある方は、育休の取得は下記のように条件があるので注意が必要です。
【取得条件】
① 同一事業所に引き続き1年以上雇用されている。
② 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる。
③ 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されることが明らかでない。

つまり、
「同じサロンで1年以上働いていて、お子さんが1歳になった後も働く予定だよ」という方です。

また、下記の要件に該当する場合は育児休業を取得できませんので注意してください。
(対象外とする労使協定がある場合に限る)
① 雇用された期間が1年未満
② 1年以内に雇用関係が終了する
③ 週の所定労働日数が2日以下

また、日々雇用される方も育児休業を取得できません。

■もらえる給付金の種類

法律的に休みが取れることは分かりましたが、休んでいる間の収入がどうなるか、やっぱり一番不安になるところ。
でも安心してください!
加入している健康保険や雇用保険から、出産や育児支援のために受け取ることができる手当金や給付金などがあります。

●出産育児一時金
加入している健康保険から一児につき42万円が支給されます。(※双子の場合は84万円)
サロンが社会保険に加入していればその健康保険組合(協会けんぽなど)から、またサロンが社会保険に加入しておらず、ご自身で国民健康保険に加入されている方は各自治体から支給がされます。

●出産手当金
出産に伴う休業をカバーするために、支給されるのがこの「出産手当金」。
[対象期間]
出産前(産前期間)の42日間と、出産日の翌日以降(産後期間)の56日間まで
[支給金額]
「日給の2/3×産休日数」で計算。
※日給は標準報酬月額を30日で割った金額で算出
(例えば標準報酬月額が26万円の場合)
・26万円÷30日=8660円
・8660円×2/3=5773円
・5773円×産休期間(42日+56日)
=565,754円

ただし、これは以下の場合は支払われないので注意が必要です!

・被扶養者である場合
・国民健康保険に加入している場合

特に、サロンで社会保険に加入していない方は国民健康保険に加入されていると思うので、この出産手当金は支給されません。
ということは、社会保険に加入しているのと、していないのではこれだけもらえる金額が違ってくるということですね。

●育児休業給付金
雇用保険に加入していれば、育児休業をした場合に支給される給付金。

[対象期間]
・育休を取得している期間
[支給金額]
休業開始時の賃金日額×支給日数×67% (育休開始6ヵ月経過以降は50%)
(例えば月給25万円の場合)
・育休開始時賃金日額=25万円×6ヶ月÷180日=8,333円
 最初の6ヶ月→8,333円×30日×67%=167,494円/月
 6ヶ月経過後→8,333円×30日×50%=124,995円/月

■なんと、250万円もらえる??

ここまで説明してみましたが、なんだかやっぱりよくわからない!
ということで、QJキャスティングに所属する派遣スタッフさんが7月から産休・育休を取得するということでしたので、実際にシュミレーションしてみました。

【派遣スタッフAさんの場合】


参考:社会保険労務士事務所オフィスアールワン http://www.office-r1.jp/childcare/

もらえる給付金は主に3つ。

・出産育児一時金 → 42万円

・出産手当金 → 約56万円

・育児休業給付金 → 約150万円

すべて合わせると、なんと約250万円の給付金が支給されます。加えて、休業期間の社会保険料の負担が免除になります。

【ポイント!】
1.社会保険に加入していることで「出産手当金」が支給されます!
※これは国民健康保険では支給がされないので社会保険に加入していない人に比べると約56万を多くもらうことができます。

2.産休・育休中は社会保険の保険料は免除!
産休や育休に入っていても社会保険に加入している保障はそのまま続きます。
保険料については休んでいる期間は保険料負担が免除になるので安心してください。

■利用できる制度は積極的に使おう!

こういった制度も知っているのと、知らないのでは大違い!たとえ長期間の休みを取ったとしても経済的に安心ができますね。
出産・育児をするから美容師を辞めないといけない、ということも決してありません。
まずは会社やサロンに相談をして、使える制度はしっかりと活用しましょう!
美容師派遣のQJキャスティングでも産休・育休は取れますし、実際に取る方も多くなってきていますよ。
もっと詳しく知りたい、と思ったらQJキャスティングにぜひお気軽にご相談ください。

美容師が知っておきたい3つの働き方

こんにちは!派遣コーディネーターの岩永です。

10月に入り、空もすっかり秋めいてきましたね。
季節が変わると自分の環境も少し変えたいなー、なんて思いがち。そろそろ転職っていう言葉も頭をよぎって求人情報を調べたりしている人もいるのでは。

昨今、求人でよく目にする「業務委託」「フリーランス(面貸し)」、そして、「派遣美容師」。
求人には「歩合率50%」「自由シフト」「最低保障30万!」なんて興味を引くような言葉が並んでいます。
でも本当にそんなに都合よく働けるのか?
それぞれの働き方について、メリット・デメリットなど少し詳しく見てみましょう。

■業務委託美容師

●メリット
・とにかく稼げる
・シフトが自由
・集客はサロンがやってくれる
●デメリット
・完全歩合のため収入が不安定
・保険や福利厚生がない
・確定申告は自分で

ここ数年で急激に増えてきて、美容師の新しい働き方の選択肢として一般的になりつつある業務委託。サロン側は人件費や社会保険料などのコストを削減することで経営リスクを下げ、利益を出しやすいため、最近多くの美容室で取り入れられている形態です。

美容師側から見たメリットとして、大きいのは「とにかく稼げる」ということ。給与は完全歩合で売上の40%~50%くらいのサロンが多いので、同じ売上なら手取りの給与が大幅に増える可能性があります。

(収入例)
カット+カラー3500円・歩合率45%のサロンの場合
3500円×6人×45%=9450円/日
9450円×25日=236,250円/月

もちろん単価や入客人数、勤務日数を多くすればするほど高収入を狙えます。
逆を言えば、集客力が低いサロンや、プライベートを重視しすぎて勤務日数・時間が少なくなるその分収入に直結しますので、サロン選びや勤務状況などには注意が必要です。
また、個人事業主となるため、自分自身で確定申告をする必要があります。税金面で不利になったり、脱税ということにならないためにも、このあたりはしっかり勉強をしたほうがよさそうですね。

■フリーランス(面貸し)美容師

●メリット
・自由な時間が多い
・人間関係がラク
●デメリット
・集客は自分次第
・確定申告は自分で

フリーランス(面貸し)、こちらはよく業務委託と同じような認識をされている場合もありますが、大きな違いは、自分のお客様がいるかどうか、ではないでしょうか。
業務委託はサロン側が集客をしてくれますが、フリーランスの場合は基本的にお客様は自分自身で連れてこなくてはいけません。
ただ、今はSNS等で個人発信ができる時代。自己ブランディングができる美容師さん達はこのフリーランスという形を選択することも増えてきています。

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■派遣美容師

●メリット
・シフトが自由 ※土日休みOK
・社会保険への加入が可能
・残業ほぼなし
・アシスタントでも働ける
●デメリット
・契約期間の定めがある
・収入の上限がある

そして、こちらは最近少しづつ注目されてきた「派遣」という働き方。
美容師で派遣っていうとまだまだあまりピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、最近、美容師さんからも、サロンさんからもとても需要のある働き方なのです。

美容師さんにとってのメリットはまず、シフトが自由で自分の都合のいいスケジュールで働けるということ。土日も休めたり、実働時間が契約できちんと決まっているため、遅くまで残って仕事するということもなく、プライベートを重視した働き方ができます。

シフトが自由というと業務委託と同じような働き方ですが、大きな違いは給与の面。派遣の場合、給与は時給制となっています。そのため、入客状況や単価によって売上に影響されることなく、働いた時間分だけ決まった給与が支払われるので安定した収入を得ることができます。

(収入例)
時給1400円×8時間=11,200円/日
9600円×22日間(※週休2日)=246,400円 ※交通費別

また、派遣会社で社会保険にも加入ができます。ママさん美容師の方は産休や育休がとれるのも安心ですね。(目指せママさん美容師)
税務関係の手続きも派遣会社が年末調整をやってくれるので、自分で確定申告しなくていいのも大きなメリットです。

 

■ライフスタイルに合った働き方を

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ここでは業務委託・フリーランス・派遣の3つの働き方を取り上げましたが、もちろんそのまま正社員として働くこともメリットはたくさんあります。
要はそれが自分のライフスタイルに合っているかどうか?
どんどん多様化する美容師の働き方の中で、それぞれメリット・デメリットを正しく知って、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけてほしいと思います。

もし、派遣美容師に興味をお持ちでしたら、こちらよりお気軽にお問い合わせくださいね。

[美容師派遣]リクエストQJキャスティング
http://www.qj-casting.jp/

密着☆派遣コーディネーター

こんにちは!派遣コーディネーターの山田です。
時の流れは早いもので、派遣ブログを始めて半年がたちました。
この半年間、派遣についてやスタッフさんのお仕事の様子、イベント等をお伝えしてきた私たち。
ふと気づきました。
そういえば、私たちコーディネーターについて皆さんにご紹介できていなかった・・・

ということで!
今回は派遣スタッフさんの一番の味方、私たち派遣コーディネーター特集です♪

派遣コーディネーターってなーにー!?

一言でいうと「お仕事をご案内するプロフェッショナル」です。
つまり、何をしているかというと・・・

①スタッフさんのお話をじっくり伺う!
②お仕事を探す!
③お仕事後のスタッフさんに感想を聞く!
④そして次のお仕事先へご案内・・・

え?誰にでもできそうですか??ちょっと待ってください!
それでは我々が「プロフェッショナル」たる所以をコーディネーターの日常風景から説明しましょう☆

FILE1:町田

まずはデスクでパソコンに向かっているコーディネーター町田に突撃。
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「町田さん、今何をされているんですか?」
「スタッフさんからいただいたメールに返信をしているんだよ。(電話のコール音)
…はい、セイファートの町田です。●●さんこんにちは~。昨日のお仕事どうでした??」

どうやら担当スタッフさんからのお電話のよう。
コーディネーターはいつ何時どのスタッフさんから電話がかかってきても、どのような内容か瞬時に察知。
スタッフさんの情報はすべて頭に入っています。
だからこそ、それぞれに見合ったお仕事案内ができるんですよ♪

FILE2:岩永

続いて、派遣のスキルチェック終了後、スタッフさんと話しているコーディネーター岩永を追跡。
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「岩永さん、何を話されていたんですか」
「今後どのように派遣のお仕事をしていきたいか、きいていたんだよ」

プロフェッショナルのコーディネーターたるもの、ただスタッフさんのお仕事の希望や要望を聞くだけではございません。
今までどのような考え方でお仕事をしてきたのか、次の目標は何か。スタッフさんのお気持ちを共有させていただきます。その方に見合うお仕事先をご紹介するために!
この最初のお話が大切なのです!

FILE3:平居

そして、なにやら電話中のコーディネーター平居を観察。
「ふむふむ、10月2日のお仕事ですね?ご自宅から近い、このサロンさんはいかがでしょう?ここのサロンさんは店内の装飾もおしゃれで、アットホームなんです・・・」
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お仕事の案内をお電話で話していました。
スタッフさんの情報だけでなく、サロンさんにも精通している。それが派遣コーディネーターなのです。

FILE4:高橋

最後に会議直後のコーディネーター高橋に質問。
「高橋さん、この派遣スタッフさんの契約について、質問がありまして・・・」
「どれどれ?あー、これは派遣法では、このままだと契約ができないね。派遣スタッフさんのためにはこの条件ではなく・・・」
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美容師さんサロンさん派遣するのですから、派遣の知識もなくてはいけません。
スタッフさんの労働環境を守りより良くしていくのが我々の役目。労働基準法や派遣法に則ってお仕事をご案内しています!

だからプロフェッショナルなんです

こんな様子で日々業務に取り組んでおります。
派遣は利用したことがないから不安という方も、きっと大丈夫!
リクエストQJキャスティングの美容師派遣は、皆様一人ひとりに担当のコーディネーターがつきサポートいたします。
サロンさんの情報も、法律も。皆で情報を共有しております。どんなことでも相談してくださいね。
我々コーディネーターは、美容師さんの味方です!

元派遣スタッフをたずねて・・・

こんにちは、コーディネーターの岩永です。

最近、担当していた派遣スタッフさんから、

「岩永さん、無事に就職がきまりました!!」

との連絡がありました。

話を聞いてみると、

とてもいいサロンのようで、新規オープンで雇用条件も完全週休2日・社会保険完備、さらに給与もいいらしい!

私が知るかぎり、これ以上はないような好条件。

いや、待てよ・・

こんな好条件ということはきっと裏があるんじゃないか?

うーん・・
心配だ。。。。

ということで、
どんなサロンに就職したのか、今回は私岩永がサロンへ潜入してみました。

1.いざサロンへ

向かった場所は、「江戸川区瑞江」

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都営新宿線の瑞江駅に降り立ちます。

約束の時間、16時ぴったりにサロン到着!

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潜入といっても、ここはもちろんアポはとってあります。
さすがデキル漢(オトコ)岩永。タイムコントロールは完璧です。

※途中、「食べログ」で下調べしたラーメン屋さんが閉まっていたのと、
サロンに向かう途中道に迷ってしまい、内心相当あせっていたのは内緒です。

今回、訪れたのは6/1にオープンしたばかりの、
「I feel AVEDA」さん。

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そういえば偶然にも前回の潜入もAVEDAサロンでしたね。

店内に入るとまずはAVEDAのコンフォーティングティーとアロマティックタオル迎えていただきました。
アロマの香りが、あせった気持ちを落ち着かせます。

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「このお茶は、リコリス(甘草)とペパーミントが入っていて砂糖使ってないのに甘いんですよ。タオルにはアロマオイルが染み込ませてあって・・・」
などなど、いきなりAVEDAの店員ばりに一緒に来た隣にいるコーディネーター高橋にうんちくを説明する岩永。

と言うのも私、以前AVEDAサロンで仕事をしていたことがあって、AVEDAに関してはだまっていれません。
隣の高橋は明らかににウザそうな表情をしていましたが・・・

2.元派遣スタッフさん登場

そうこうしていると今回の目的、木村貴宣さんが颯爽(さっそう)と登場!

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相変わらず、さわやかなイケメンです!

私が会うのは3ヶ月ぶり?
早速、現在の状況についてお伺いしてみました。

 

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岩永(以下、岩):お久しぶりです。お元気でしたか?
木村さん:元気にしてますよ!先月はオープン準備の研修とかでめっちゃ忙しかったですね!
岩:素敵なサロンさんですね!こちらのサロンに入社した理由は?
木村さん:新規オープンも魅力でしたし、あとは社保・週休2日という雇用条件も決め手でした。
岩:その雇用条件が気になってたんですが、ほんとですか?!
木村さん:ほんとですよ!その辺りはきっちりしてる会社だな、と実感しています。

よかった、ほんとにいいサロンに出会えたようです。

木村さん:あとはAVEDAという海外ブランドのサロンなので自分が学んだ語学力が活かせるんじゃないかと思って。

3.そういえば海外就労サポートも

じつは木村さん、弊社の「海外就労サポート」を利用して、2年ほど中国(北京)で美容師をされていた経験も。

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「セイファート海外就労サポート」(http://www.seyfert-cd.jp/abroad/)」

そのため中国語は完璧。、
今のところ一番役に立ってるのは、爆買観光客の会話が理解できること、だそうです(笑)
そこは、これからのインバウンド需要にもぜひ役に立てていただきたいところです。

4.オーナー「派遣の経験が活きてます」

すると、ここで当初予定になかったオーナーさんが登場。
これはチャンス!
オーナーさんにも木村さんの仕事ぶりを伺ってみました。

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派遣の経験があるためか、適応力や順応性が高いと思います。人間関係もそうですし、仕事での状況判断にも長けていますね。うちの会社でも中核になる人材として期待してます」

この二人の表情をみれば信頼関係はバッチリのようですね!!

5.これからの美容師さんに向けて

最後に木村さんからメッセージをいただきましょう!

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「特に若い年代で伸び悩んでる美容師さんは、派遣でもいい、海外でもいい、一度思い切って外に飛び出して色々な経験をしてみるのもいいと思いますよ!
将来的なキャリアに絶対プラスになるはずです。怖がらずにチャレンジしましょう!」

うーん、発言もやっぱりイケメン!

就職先を探しながら派遣で色々なサロンを経験してみる、
というのもこれからの就職活動のスタイルとしていいかもしれませんね。

木村さん、ありがとうございました!
九州出身同士、今度はもつ鍋でも食べにいきましょう♪♪

※こちらの内容は、7/15発行「re-questQJ 8月号 」にも掲載予定なのでお見逃し無く!

派遣美容師の収入ってどれくらい?

こんにちは、コーディネーターの岩永です。

少し前、美容師さんたちのSNSの間で、
『美容師月収100万』
こんなテーマのブログ記事がちょっとした話題になっていました。
月収100万ということは、年収1200万円!!
プレイヤーとして果たしてそんな美容師が存在するのか?
とも思いますが、実際にはごくごく一部では存在するようです。
すごいですね・・

では、QJキャスティングの派遣スタッフは一体どれくらい給料をもらっているのか!?
気になって実際に調べてみました。

※2017年10月の改定により更に時給アップしました!

【朗報】時給アップ!美容師派遣最大時給1600円!!

●給与明細初公開!!

今回特別に、私が担当するスタッフさんにお願いをして給与明細を見せてもらいました。

(どーん!!)

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(うん? アシスタントとしては悪くないような、とういうかむしろ良さそうな、、、)

詳しい中身はまたあとで見ていくとして、まずは普通の美容師さんの収入は一体どれくらいなのでしょうか?

 

●美容師の平均年収

ここは毎年厚生労働省が公表しているデータを見てみます。

 

「美容師の平均年収」

平均年収:265万円
平均月収:215,700円
平均年間賞与等:61,500円
平均年齢:30.2歳
平均勤続年数:6.7年
平均総労働時間:182時間/月

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2016年2月18日公表)

                           
みなさん、どうですか?

「わたし、そんなにもらっていないわよ!」
「いやいや俺はもっと稼いでるぜ!」

そんな声も聞こえてきそうです。

このデータはアシスタント・スタイリストの区別がありません。
例えば300万円以上を売上げるスタリストや、入社したての新人アシスタントまで含めて、全ての美容師の平均給与となっていますので、これを読まれている美容師さんにとってはあまり現実味のない数字かもしれません。
ましてやボーナスなんてものは、ホントに存在するの?
みたいな、もはや都市伝説的な感じもあるのでは・・

●アシスタントの収入事情

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では、アシスタントだけに限った場合の年収はどれくらいなのか??
これは私の感覚値ではありますが、
恐らく200万円前後くらいではないかと想像できます。
朝早くから出勤し、通常のサロン営業をこなし、営業後は更にレッスンやミーティング、帰宅するのはほぼ毎日終電、なおかつ休みも週一程度という生活。
それでこの収入というのはやはり厳しい業界といえそうです・・・

●一般サラリーマンの平均年収

サラリーマン1

それでは、私のような一般的なサラリーマンの年収はどれくらいかというと、

400万円~430万円

だそうです。
うーん、、まぁそんなものでしょうか。。。

平均収入だけ比べてもわかりませんね。

実際に年収1000万を超えるモンスター級美容師が存在するのも事実ですし、一般サラリーマンより稼いでいる美容師さんはたくさんいらっしゃいます。

ある意味、美容師は夢のある職業だともいえますね!!

●派遣スタッフの給与は?

それではいよいよ、冒頭に見せてもらった派遣スタッフの給与明細の詳しい内訳をみてみましょう!

ちなみにこの給与明細の本人、仮にOさんとします。
年齢:24歳
性別:男
ランク:アシスタント
派遣歴:2年
時給:1200円
勤務時間:10:00~19:00

支給控除
この給与明細の時は、月に23日間出勤をしているので、

(基本給)
時給1200円×8時間=9600円/日
9600円×23日=220800円/月

ということは月収は、
220,800円

これを単純に年収換算をすると、
年収は、
およそ265万円 !!

あれっ、どこかで見た数字のような・・・

そうです、最初のデータにあった全美容師の平均年収とほぼ同じです。
残業なしの19時で退勤、月7日間休んでこの年収です!

次に注目したいのが、控除の部分。
OさんはQJキャスティングで社会保険にも加入しているので、支給の部分から社会保険料が引かれています。
派遣でもしっかりと社会保険に加入できるので安心ですね!※社会保険については前回ブログに詳しく書かれています。

もう1つ気になるのが、「仮払金」という項目。
これはQJキャスティングの福利厚生の1つとしてある「前給制度」の利用によるものです。※「前給制度」についてはこちらを参考に。

Oさんは、1年後に友人と新規事業を立ち上げる目標のために、現在は派遣で美容師しながら安定した収入を得つつ、プライベートの時間でその準備や、夜な夜なクラブイベント等に参加して交友関係を広げる活動をしているそうです。

Oさんのように、何か明確な目標がある方や、ワークライフバランスを重視するような方にとっては、QJキャスティングを利用した美容師ライフというのも検討してみてはいかがでしょうか?

美容師だって社会保険に入りたい!!

なんだかよくわからないけど就職するときにも、『絶対に社会保険完備よ』と言っていた母親。
でも実際働いた分は手取りでしっかりもらいたいし、毎月のお給料から高い保険料が引かれるのはよく意味がわからない。。

実は加入しているだけですごくお得な保障が受けられるのが社会保険!!
「いまだに社会保険がよくわからない」という方のために、今回のブログでは社会保険の基本的な情報について書いてみたいと思います。

そもそも社会保険って??

 

【健康保険】【雇用保険】【厚生年金保険】【労災保険】全てひっくるめて社会保険といわれています。
一体どういうもので、どんなときに使うのか。。

 

■【健康保険】

病気や怪我で病院に行った時には健康保険証を出しますよね?

おそらく私達が一番よく使用しているであろう社会保険のひとつが健康保険です。

ただ健康保険に加入していないと診察をしてもらえない、というわけではありません。
健康保険が適用される医療費は加入者である証(つまり健康保険証ですね)を提示すれば原則として自己負担割合は3割でいいですよ、という制度なのです。

性別や年齢の区別に関係なく学生でも社会人でも日本の全ての国民が加入しなければならない制度です。
社会保険の中に含まれる「健康保険」と、自営業者等が加入する「国民健康保険」の二つに分かれています。

健康保険

アシスタント時代は給与が低いからといって健康保険にも入っていないため、病院の治療費も払えず市販の薬を飲み続けてサロンワーク。
結果ダウンして親に迷惑をかけるなんてことは避けたいですよね。

 

ここで健康保険の補足。。

健康保険と関わりがあるのが介護保険なんです。健康保険とセットになっているので加入するための特別な手続きは必要ありませんが、健康保険とは違い40歳になった月から自動的に加入になります。

介護保険
いつまでも健康でいたいとは思いますが、年齢を重ねるにつれて病気や怪我などによって寝たきりになってしまう可能性が高くなります。

その時に介護が必要になる事もありますが、家族だけで支えるのも限界がありますね。
みんなで支えあって、介護をするご家族の経済面や体力の負担を軽くしましょうという制度なんです。

 

■【雇用保険】

雇用保険とは、働く人が、何らかの理由で働けなくなり失業状態となった場合、再就職するまでの一定期間、一定額のお金を受け取ることができる保険のことです。雇用保険とは失業保険と呼ばれることもあります。

 

失業保険を受けようとする場合は「働く意欲があり、就業先を積極的に探している方」が対象です。

退職をしてすでに次の就職先が決まっているという人は対象外なのです。
原則、離職から1年ですから、離職後は早めにハローワークへ行って手続きすることをおススメします。
手続きが遅れると、その分受給できる期間が後になってしまいますからね。。

 

■【厚生年金保険】

年金をもらえる年齢になった時には雀の涙ほどになっているのでは?!と噂されている老齢年金のことが、厚生年金の中でも一番馴染みがあるのではないでしょうか。
老齢年金の他に、障害年金や遺族年金等の種類があり、これらをまとめて厚生年金と呼びます。
厚生年金とは別に国民年金という制度もありますが、似ているようで全く違う制度ですからご注意を!!

年金手帳
ち・な・み・に!

現役時代の報酬額などによっても変わってきますので一概には言えませんが、厚生労働省が統計として出している数字がこちら!!
↓↓↓↓
国民年金のみを受け取っている人の年金額(月額):49,632円
厚生年金受給者の平均受給年金額(月額):149,334円
(平成23年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況より)

これは結構驚きの差がありますね。

 

■【労災保険】

労災保険とは簡単に説明すると、仕事中や職場に向かう通勤中に事故や災害にあった場合にお金がもらえる制度です。
労災保険は、働く人一人一人が個人で加入するものではなく、勤める会社側が加入し、その会社で働く人全員に適用される保険です。

アイロンでの火傷してしまった! シザーで手を切ってしまった! 通勤途中自転車で転んでしまった!

自転車こける

多く美容師さんにとって怪我はつきものですよね。
そんな時の労災保険は強い味方ですよー。

 

当たり前の充実!!「リクエストQJキャスティング」の保険制度って??

QJキャスティングではもちろん社会保険を完備しています。
安心して仕事に取り組むためにも、保険制度が整っていることは大切なことですよね。
美容業界ではまだまだ加入率が低いと言われる社会保険ですが、派遣という働き方でも社会保険は加入できますので安心してください。

まとめ

高い!と思われている社会保険料のようですが、実は世界で見てみると日本は保険料の割りに、社会保険制度が非常に充実しているみたいなんです。
そのうえ社会保険料は全額所得から控除できるので、実感はあまりないかもしれませんが社会保険料によって戻ってくるお金もあります。

健康食事ラスト
民間の保険では補えきれない部分もたくさんあって、より長生きすればするほどお得な保険なんですよね。

 

転職活動の際には、社会保険加入の有無も判断材料のひとつにすると、将来の設計が変わってくるかもしれません。
『絶対に社会保険完備よ』と言っていたお母様にも安心してもらえますね。